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2010年08月10日(Tuesday)

  こぢんまりとした自習室

加藤 智敬(数学科)




1号館の一番奥にある自習室は居心地のいい狭さである。
受験期、座れば目の前に白板があるこの席に休みの日は毎日通った。


朝8時には一番乗りの仲間がやってきて、9時過ぎにはいつもの顔ぶれが
そろい始め、10時過ぎに寝坊組がやってくる。

毎朝その日の予定を白板に書いては、自分達を鼓舞した。

必死な様子の仲間が目にはいると、さぼりたくてもさぼれなくなる。
持つべきものは真面目な友だ。

我慢できず部屋から出て休憩すると、大抵みんなぞろぞろついてくる。
一緒に怠ける仲間もなかなか貴重。

白板に書いた予定は、夕方には数式と落書きに埋もれて消えていき、
みなも順々に帰っていく。

仲間と遊びすぎて後悔する日も多々あった。
そんな日の翌日は密かに一番乗りを心掛けた。

そんな日々を思い出しに、今でもよく休み時間に覗きにいく。
時間がたって人が変わっても同じことが繰り返されているなと、
白板を見ておもわず笑う。